インタビュー

チャレンジすることが大事!

電通アイソバー株式会社 代表取締役社長(CEO) 得丸 英俊 電通入社後、営業局勤務を経て、1990年代後半より、デジタル領域にフォーカスしたマーケティングプランナーに。その後、電通グループのベンチャーキャピタルや外資インタラクティブエージェンシーとのJV、ISIDデロイト(現電通デジタル)などの役員等を歴任し、2009年11月より、当時の電通レイザーフィッシュ(現・電通アイソバー)代表取締役社長に就任、現在に至る。Ideas Without Limitsをスローガンに、グローバルデジタルエージェンシーの国内最大拠点をリードする。

2017年大会の感想・注目した生徒についてお願いいたします。

電通アイソバー賞を受賞した、内山君ですね。洗濯物を干したハンガーにセンサーをつけて、アプリと連動するというIoTのソリューションですが、実際にハンガーのプロトタイプを作ってのプレゼンでした。日常生活の何気ない不満の解消ということから発想された提案ですが、広く世の中で共通する不満でもあります。こういう課題発掘の着眼点がいいですね。
また、決勝大会で唯一、IoTを活用した提案であったことも目を引かれました。センサーの技術は、アプリと違って目に見えないところで活用されているので、発想するのが難しかったのでは、と思いましたが、内山君の自由な発想力によって、素晴らしい提案になっていたと思います。

アプリ甲子園にご協賛いただいたきっかけを教えてください。

GoogleやFacebookなどデジタルのプラットフォームは、今や海外のものばかりで、日本発のサービスでグローバルに勝負できているものは、ほとんどありません。しかし考えてみれば、GoogleもFacebookも若い創業者たちの自由な発想からスタートし、世界的な規模に拡大してきました。近い将来、日本からも、世界をアッと言わせるサービスが出てきてほしいと思うのですが、日本には、若い人材の育成と機会提供がまだまだ少ない。
アプリ甲子園が、こうした状況を少しでも変えていくことに貢献してくれれば、という思いで協賛をしています。

今までご覧になられた大会で、お感じになった部分を教えてください。

小中高の生徒の皆さんが、ここまでのレベルのプレゼンテーションができる、ということに、毎回驚かされます。当社の社員にも会場で参加してもらっていますが、彼らがここまで出来るのだから、自分たちも、もっと頑張らないと、とエネルギーをもらっている気がしますね。
それと、技術審査の講評でも言われていましたが、年ごとに技術レベルが上がっていることにも驚かされます。ただの紙芝居ではなく、プロトタイプとして機能したり、作品によっては、すでに世の中で使われているものもありました。

今後のアプリ甲子園に期待している事などご意見お聞かせください。

優れた才能を発掘し、伸ばしていこうと考えるなら、日本だけの大会ではなく、例えば、発展著しいアジアの国々でも展開すると面白いですね。国境を越えて、刺激しあえる若者同士が繋がる機会にもなると思います。また、この大会の参加者が終了後もネットワーキング出来るといいですね。その中から、新たな企画を共同で考える、というチームが出てきても面白いですし、将来、ビジネスや研究の場で役に立つ繋がりになっていく可能性もあると思います。

最後にメッセージをお願いいたします。 

まずはチャレンジ。
始めてみない事には、なんのフィードバックも得られません。コンペティションなので、勝つためにどうするか、を徹底的に考えてみる。頑張ってみた分だけ、フィードバックからの学びは大きいと思います。
あと、アプリは、世の中の人に使ってもらうためのものですから、自分のアイディアについて、周りの人たちに意見をもらってみるのも大事ですね。家族や友人を巻き込んでいく事で、作っていく過程が楽しくなりますよ。

昨年審査に加わった社員も、アプリ甲子園から多くを学ばせていただきました

写真左:安東 咲 (ソーシャルメディアマーケティング部 シニア コミュニティ マネジャー
写真右:松岡 湧紀(テクノロジー部 アシスタント クリエーティブ テクノロジスト)